ペーパーウェル11 いただいた感想と振り返り
ペーパーウェル11
短編小説『あの冬の日』
今回は、ある兄弟の話を書きました。
憧れだった兄の「初めての顔」と対峙した、ある冬の日のこと。
「ミチルも来るか? ミチルとだったら、一緒に生きてもいい」
兄のこの言葉は、色んな解釈ができそうだなと思っていました。
私が考えていたイメージはあるのですが、どんなふうに捉えてもらえるかなぁと楽しみにしていました。
様々なコメントを頂くことができて嬉しかったです。
小説が作者の手を離れて読者さんのものになったような、そんな感じがしています。
以下、頂いた感想をまとめました。
どのお言葉もとても嬉しく、たいへん励みになりました。
お読みいただきありがとうございました!
拝読しました!
— 楓 (@mapleknights0) 2023年9月30日
1行目からわかるわかる…となり、どんな話になるのかワクワクして読みました。最高でした…😭
弟目線で完璧な兄。そうではなかったとわかったのに立ち回りがうまくできなかったのに心がキュッとしました。
「ミチルも来るか?」は兄のSOSだったのかな…と思いました🥲
リプ失礼しました
#ペーパーウェル11感想
— 仲矢 (@9LSBOxTYtffRrx8) 2023年10月5日
ミチルの板挟みの感情が冬の冷たい描写と相まって身に刺さるようでした。兄ちゃんのしたたかさは眩しいけれど、ミチルが畏怖してしまうのもわかります。
いつか時がミチルの中のわだかまりを癒してくれますように…。素敵なお話ありがとうございました♪ https://t.co/B45jFWvCnI
#ペーパーウェル11感想
— 水源純 Minamoto Jun (@ju_min) 2023年10月9日
『あの冬の日』
読んでいて、冬の空気の中にいるようなここちに。時々痛くてでも、時々その冷えに安堵するような。時を戻すという不可能がちょっとだけ可能な気がしてくる一編でした。https://t.co/hZsvasveka
#ペーパーウェル11感想
— 双子moon(幻ノ月音)読書と創作 (@moon61226676) 2023年10月9日
余韻が凄い……切なくて苦しくて、6pが特によかったです。暖かい毛布があったら今すぐにでも渡したい。けれど、お兄さんの望んだのはそんなことじゃなくて、一生ものの記憶を抱えて生きる弟さんにはなんとなく覚悟をも感じます。 https://t.co/o6zwQOlkv4
「一緒に生きてもいい」という言葉の意味を考えずにはいられない、鋭くも美しい冬の日の物語でした。やり直したいとは思わないと言い切れる強さもありながら、何度もあの冬の日に立ち戻る弱さ、その両方が人間を感じさせて良かったです! https://t.co/W7HPwO20NJ
— 朝本箍 (@asamototaga) 2023年10月10日
#ペーパーウェル11感想
— yuduki (@yudukiIT) 2023年10月10日
たった6ページの短い物語なのに心がキュウっと切なくなりました。
主人公の感情の揺れ、時間が経っても消えない痛みが、冬の空気の冷たさや鉄の匂いなど自分も知っている感覚を伴って伝わって来ました。
時が戻ったとしても、同じ夜を何度も生きても、やり直せないこともある。 https://t.co/BImpUEBt6I
#ペーパーウェル11感想 時を戻してやり直したいか、という普遍の問いに対しての、主人公の答えとその理由が、同じ経験はないけれどもなぜかリアルな感触で伝わります。「兄」と「おれ」の違いについてもどこかに自分なりに思い当たることがあるような。(南野) https://t.co/Ypf4GGKTBq
— 栢瑚 Kashiko 五行歌部 (@KGogyoka) 2023年10月10日
#ペーパーウェル11感想
— みずの しまこ (@samidaress) 2023年10月13日
拝読しました。お兄さんの息苦しさ、ミチルの迷う気持ちが流れ込んできてとても切ない気持ちになりました。「ミチルとだったら、一緒に~」の言葉に私は救われたような気がします。ジャングルジムの感触や匂いを思い出す、胸に残るお話でした。ありがとうございました! https://t.co/ipCGBIBO2n